一般的な成犬のワンちゃんに
基本的には、特にアレルギーなどもなく、気をつけたい栄養素などもないワンちゃんであれば、一般的な成犬用に分類されています「フントフラッケン」か「ウルフキング」のどちらかを、それぞれのワンちゃんの嗜好性で選んでいただければいいんじゃないかと思います。
この2つのフードの内容はほぼ同じで、大きな違いは、「フントフラッケン」の主原料がラム・魚肉・玄米なのに対し、「ウルフキング」の主原料はバイソン(野牛)と魚・玄米となっている点です。また、カロリーも「フントフラッケン」が405kcal/100gであるのに対し、「ウルフキング」は388kcal/100gと少し低くなっています。
フントフラッケン 主原料:ラム・魚肉・玄米 カロリー:405kcal/100g
ウルフキング 主原料:バイソン・魚肉・玄米 カロリー:388kcal/100g
もし、少し手を加えてお肉や野菜などを足してあげられるのであれば「ホリスティックブレンド」がベースフードにお薦めです。
「ホリスティックブレンド」は総合栄養食ですが、動物性タンパク質は魚肉のみとなっているので、生肉や加熱した肉や、野菜などを加えて与えるのにぴったりです。
それぞれのワンちゃんのライフスタイルに合わせて、その日の体調や活動量などに応じて動物性タンパク質を選んであげることができます。
他に「ミレニア」や「バーキングアットザムーン」「ウィービット」も成犬用のフードとなっています。
これらのフードは上に述べた「フントフラッケン」や「ウルフキング」よりタンパク質や脂肪の量が多く作られています。
例えば、食が細く少しの量で栄養を多く取りたいワンちゃんなどであれば、カロリーや、タンパク質、脂肪などの量が多いフードをあげる、という選択もできるかと思います。
(逆に、活動量が少なかったり、肥満、老犬のワンちゃんには適しません。)
タンパク質は筋肉を作るのに必要で、脂質はエネルギーに変わります。
これらのフードも種類によってそれぞれに特徴があるので、ワンちゃんのライフスタイルによって取り入れてあげてもらうといいと思います。
以下にそれぞれの特徴をあげておきます。
主原料:ビーフ・魚肉・穀物
■保証成分■
粗たんぱく質....22%以上
粗脂肪....... 12%以上
粗繊維........ 4%以下
水分......... 10%以下
DHA........0.05%以上
■代謝エネルギー■
413kal/100g
高脂肪ですが、タンパク質量は「フントフラッケン」や「ウルフキング」と同じで、高タンパク質というわけではなく、カロリーも極端に高すぎないように作られていますので、ハイエネルギーフードがいいけど皮膚のトラブルが気になるワンちゃんにお薦めです。
主原料:魚・ビーフ・ポテト
■保証成分■
粗たんぱく質....41%以上
粗脂肪....... 20%以上
粗繊維........ 4%以下
水分......... 10%以下
DHA........0.05%以上
■代謝エネルギー■
465kal/1cup
穀物・グルテンが含まれていないので、穀物アレルギーや食事制限のあるワンちゃんにも安心して与えていただけます。
また、穀物不使用なので炭水化物の含有量が低いのと、カロリー・タンパク質・脂肪の含有量が高いフードです。
活動量の多いワンちゃん、筋肉をつけたいワンちゃんに向いています。
主原料:バイソン・魚肉
■保証成分■
粗たんぱく質....28%以上
粗脂肪....... 18%以上
粗繊維........ 4%以下
水分......... 10%以下
DHA........0.05%以上
■代謝エネルギー■
405kal/100g
本来は新陳代謝の高い小型犬用にと作られているフードで、高タンパク質・高脂肪となっています。
粒がすごく小さいので、粒の大きさが問題なく高エネルギーが欲しいワンちゃんであれば、ウィービットも選択肢に入れていただいていいんじゃないかと思います。
★うちのワンコ達は、普段は「フントフラッケン」と「ウルフキング」をローテーションしてあげています。
幸いうちの子達はアレルギーもないので、違う材料を使ったものをローテーションすることで、気分転換という感じです^^
よく運動する時期などはハイエネルギーフードを混ぜたりもしています。
ワンちゃんのライフスタイルに合わせて色々と組み合わせてあげるのも一つの方法かな、と思います。